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未来のお金をつくる、ディーカレットDCPのプロダクト理念

こんにちは、ディーカレットDCPのハナエです。
技術的にはキャッシュレスが先行していた日本。しかし技術だけではなく、社会に文化として根付かせることがいかに大事か、前回のお話で学びました。

世界がWeb3へ突入していくなか、ディーカレットDCPとしてどのようなビジョンを描き、デジタル世界を発展させようとしているのか?プロダクト開発責任者の時田一広さんに、わが社のプロダクト理念や想いとともに語っていただきます。

前回までの記事 ▷
vol.1-1:「お金のデジタル化」とは何か?
vol.1-2:意外とアナログなキャッシュレス決済の仕組み
vol.1-3:デジタル通貨で私たちの生活の何が便利になる?
vol.1-4:Web2.0からWeb3というデジタル世界への移行
vol.1-5:世界のデジタル通貨事情、日本のポテンシャルと課題

ディーカレットDCPのゴールとビジョン

ハナエ:Web3へと移行するなか、ディーカレットDCPが創造している未来を教えていただけますか?

時田:Web3へとデジタル化が進むのはもはや誰も止めることができないことです。そのなかで、ディーカレットDCPとしては次のゴールとビジョンを掲げています。

つまり、誰でも、どの世代でも使えるデジタル通貨のプラットフォームを構築することです。

時田一広が「デジタル通貨」に出会うまで


時田:
私がデジタル通貨をつくらなければと思ったのは、これまでの仕事の経験から来ています。私は1990年代から日本のインターネットの変遷をずっと見てきました。いろいろなことがものすごい勢いで便利になった一方で、裏側のリアルな仕組みはほとんど変わらなかったのです。

1999年に株式の売買手数料が自由化された時に複数社のネット証券立ち上げに関わり、日本初のネット証券システムを開発しました。当時はインターネットで株の売買ができるというのはかなりのイノベーションでした。

金融のデジタル化には、「デジタル通貨」が不可欠

時田:しかし画面はインターネットですが、裏では窓口や電話と同じように証券取引所にオーダーを出しています。これは、ほとんどの金融サービスがそうなのです。それは、お金や株などの価値がインターネットの中に入ってないからなんです。

金融システムがデジタルの進歩に追いついていないと痛感した時、「ボトルネックになっているお金をデジタル化させ、あらゆる価値をデジタル上で公平に交換できるプラットフォームをつくりたい」と思い、この会社を立ち上げました。

ハナエ:インターネットの黎明期から、テクノロジーの進化と取り残されている世界の両側面を目の当たりにしてきた時田さんだからこそ「デジタル通貨」という全く新しいアイデアに出会えたのですね。

分かりやすく丁寧に解説していただいたお陰で、デジタル通貨の理解が一段階上がった気がします!

時田:とっつきにくい世界ですが、未来の社会インフラになるデジタル通貨を一人でも多くの人に理解をしてもらえたら嬉しいです。

ハナエ:はい、ありがとうございました!

時田一広(専務執行役員/プロダクト開発責任者)|1995年株式会社インターネットイニシアティブ入社。ネット金融システム事業、クラウド事業を牽引し、2005年取締役、2012年専務執行役員。デジタル時代の社会インフラとしてデジタル通貨プラットフォームのサービス提供を目指し、2018年1月株式会社ディーカレットを設立、2022年2月にデジタル通貨事業をディーカレットDCPが承継し、2022年4月より現職。

- 編集後記 -

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
デジタル通貨について深堀りをしていく旅はまだ続きますが、まずは、お金と私たち生活の繋がりについて改めて理解していただけていると嬉しいです。

近年、AIを導入する企業も増えてきてデジタル化やキャッシュレスと共に私たちの暮らし・働き方は数年前より格段に進化したのではと思います。

着実に日本社会はデジタル化を進めております。
ですが、大事なことを忘れていませんでしょうか…?

それは、私たちが生きてくうえで切っても切れない縁の「お金」のデジタル化です。

私たちを取り巻く環境が目まぐるしく変わっていくなかで、「価値」と「お金」の交換は変わることのない社会の基盤です。この基盤をデジタル化することにより、より一層私たちの生活やビジネスは本当に「便利な世の中」に急速に近づくのではないのでしょうか。現金と同等の価値があるのがデジタル通貨です。

私たちがいま、当たり前のように使用している「お金」と何ら変わりのない価値を持つ、セキュリティーも担保された、安心安全なお金がデジタル上にできるというイメージです。

将来、労働人口が減ってしまっても成長が減速しないように今から、AIやデジタルへの免疫をつけていくことが、私たちの豊かな未来への近道になるでしょう。

まだ無いプラットフォームを創り出すことは決して容易なことはありませんが、このブログを通して一人でも多くの方に、私たちの取り組みを知っていただけるよう、今後も皆さんに届けてまいります!

(注)記事内の事例は特定の会社を指しているわけではなく、あくまで一般的な想定事例です。

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