【DCJPYの未来・メタバース編】メタワールドの通貨と冒険
こんにちは。
ディーカレットDCPのDE BEYOND編集部です。
ホワイトペーパー「“DCJPY” White Paper 2023」の発行を記念した、「デジタル通貨DCJPY（仮称）」（以下、DCJPY）がもたらすユーザー体験シリーズもいよいよ最後の１本です。
DCJPYはデジタル世界への入り口であり、デジタル世界へ人々をいざなうためのパワフルな決済ツールになると私たちは信じています。そこで今回は、DCJPYがメタバースといった仮想空間と現実世界をどのようにつなぎ、融合させていくのか、少し先の未来を展望してみたいと思います。
それでは早速、未来のある一人の青年の生活を覗きにタイムスリップしてみましょう！
これまで配信したDCJPYの未来 ▷
買い物編：https://note.decurret-dcp.com/n/nfd35eb0f5b4c
エンタメ編：https://note.decurret-dcp.com/n/nc765e739bf6a
不動産賃貸取引編：https://note.decurret-dcp.com/n/n2f0baf1198e7
ヘルスケア編：https://note.decurret-dcp.com/n/na5359e700b30
AI編：https://note.decurret-dcp.com/n/n0fa02e6e31dd
ホワイトペーパー「“DCJPY” White Paper 2023」は以下ポータルサイトからダウンロード頂けます。
DCJPYの未来・メタバース編
デジタル通貨DCJPYの扉を開く
舞台は2025年１月。人々は新たな次元への扉を開き、メタバースと呼ばれる仮想世界に足を踏み入れました。そこは現実世界を超越した驚異的な場所で、自由に冒険し、夢を追い求めることができる世界でした。
主人公のユウキは、普段は地味なオフィスワーカーですが、メタバースでは冒険者として新たな人生を送っていました。彼はデジタル通貨であるDCJPYの力によって、生活のなかで驚くべき便利さを経験することとなります。
冒険者の生活
ある日、ユウキはメタバースの中の街に立ち寄りました。そこには多種多様な店舗やサービスがひしめき合い、人々が賑やかに交流していました。彼はまず、アプリでDCJPYの財布を開き、自分の所持金を確認します。以前にメタバース内の仕事で稼いだ通貨がちょうど残っていましたが、少し足りないので銀行預金口座からDCJPYを１万円分発行しました。
まずは、道具屋で新しい武器と防具を購入することに。DCJPYの決済はメタバース空間の中で瞬時に決済が完了するため、わざわざ現実世界に戻って銀行口座やクレジットカード登録をする手間がなく、スマートに決済が完了します。ユウキはDCJPYを支払い、新しい武器を手に入れ、自分のスキルと共に成長した戦力に満足しました。
ライフスタイルの向上
ユウキは、DCJPYの便利さをさらに体験するために、メタバース空間内で住居を構えたいと考えました。彼は美しい湖の近くにある一軒家を見つけ、そこを自分の拠点として利用したいと思いました。現実世界だと人気で高価な物件に相当するため手が届かないものでした。
しかし、メタバース内の不動産市場では、DCJPYを使って取引が行われていました。ユウキは仮想の不動産エージェントに接触し、メタバース内で稼いだお金を支払うことで家を手に入れることができました。DCJPYのお陰で湖の美しい風景を臨む家での生活が始まり、彼のライフスタイルは一気に向上しました。
シームレスなメタバースと現実世界との融合
ユウキは、メタバースでの冒険とDCJPYの力に満足しつつも、現実世界においても同じような便利さがあればなと思うことがありました。ある日、彼は自宅で一人静かに過ごしている時、過去の出来事を回想しました。
思い出のなかで、ユウキは忙しい現実世界での生活に疲れ果て、時間に追われながらの日々に嫌気が差していたことを思い出しました。メタバース空間と違い、仕事や買い物に行く際には現金やスマートフォンを持ち歩かなければならず、物に縛られていて不便だと感じていたこと。また、銀行や手数料の支払いに時間を取られることも無駄な時間だと思ったことを。
ユウキは、そんな過去の経験を振り返りながら、メタバースでのDCJPYの利便性とスムーズな決済方法を改めて思いました。メタバースでは、DCJPYのお陰で支払いも瞬時に完了することができます。特にデジタルアイテムは手に入れた瞬間にその場で利用することができます。
回想するうちに、ユウキは現実世界でもDCJPYが普及し、シームレスな決済が実現されれば、自分の日常がもっと便利で快適になるだろうと想像しました。お金のやり取りやサービスがデジタル化されれば、買い物や取引がスムーズに行われ、より効率的な時間の使い方ができるだろうと。
DCJPYによる仮想世界と現実世界との接続
ある日、彼はメタバース内の街を歩いている最中に、突然特別な案内メッセージを受け取りました。
「新たな技術の導入により、メタバースと現実世界がシームレスにつながる新時代が幕を開ける」
ユウキは興奮しながら案内に従い、指定された場所へ向かいました。
指定された場所に着くと、そこには未来の技術を駆使した特別なデバイスが待っていました。ユウキはそれを身に着けると、一瞬の間を置いて、メタバースと現実世界がシームレスにつながった状態を体験することができました。
ユウキは驚きと興奮を抑えきれませんでした。彼の視界には、メタバース内のデジタル空間と現実世界の風景が重なり合って見え、まるで仮想の世界が現実に溶け込んでいるかのようでした。彼は自分の手を見ると、メタバースで手に入れたアイテムが現実の手にも存在していることに気づきました。
この新たな技術によって、ユウキはメタバースと現実世界の間をシームレスに行き来することができるようになりました。彼はメタバース内での冒険を楽しみながらも、現実世界での日常生活にもDCJPYやメタバースのアイテムを活用することができるようになりました。
例えば、現実世界での買い物で、メタバース内で稼いだDCJPYを使って支払い、商品を購入することができるようになりました。また、現実世界でのイベントや集まりに参加する際にも、同時にメタバースの仮想空間を利用した交流や体験を共有することもできます。
シームレスなメタバースと現実の融合により、ユウキはより豊かで便利な生活を送ることができるようになりました。彼は新たな冒険と未知の可能性が待ち受けるシームレスな世界に興奮し、メタバースと現実世界の双方を活用しながら、より一層の成長と冒険を追求するのでした。
デジタル通貨DCJPYの未来
ユウキは自分の体験から、DCJPYがメタバース内での経済圏において不可欠な存在であることを実感しました。DCJPYの利用は、商品やサービスの取引を円滑にし、経済の発展を促進する効果を持っています。
彼は他の冒険者たちと交流しながら、DCJPYの普及を推進するための取り組みにも積極的に参加することにしました。彼らは新しいビジネスモデルを生み出し、仮想世界内での経済の発展を目指すことで、より豊かなメタバースの未来を切り拓いていくのでありました。
新たなる冒険の始まり
ユウキはDCJPY力によって、自分の冒険者人生をより豊かにし、経済圏全体の発展にも寄与することができました。メタバースの世界は彼にとって無限の可能性と新たな冒険が待ち受けている場所であり、DCJPYはその冒険をさらに輝かせる存在となったのでした。
▶ DCJPYの未来・メタバース編 解説
2026年には市場規模１兆円に達すると見込まれているメタバース。小売、アパレル、美容・ヘルスケア関連などさまざまな分野の企業の参入が相次いでおり、2022年には大手スポーツメーカーのデジタルスニーカーが1000万円を超える価格で取引されたというニュースも話題になりました。
こうしたメタバースにDCJPYネットワークによって、メタバースのユーザの消費行動、経済活動はどのように変わっていくのでしょうか？メタバース業界の現状の課題を踏まえて、DCJPYネットワークによるリアルとデジタル世界を跨いだ取引の可能性について解説します。
現状のメタバースのボトルネック
「Decentraland」や「The Sandbox」といったメタバースでは、参入企業が提供する商品やサービス、アバターを装飾するウェアラブルアイテムなどとあわせて、メタバース内のランド（土地の区画）がNFT（Non-Fungible Token：非代替性トークン）として販売されています。
ランドを購入したユーザは、広告の配信面としてそれを企業に提供したり、ランド上にゲームコンテンツを構築して利用者から収益を得たりすることが可能です。同様にランドでイベントを開催したり、ランドそのものを賃借したりすることもでき、一つの経済圏として見た場合、メタバースは無限のポテンシャルを秘めています。
ただ、そうしたメタバースのポテンシャルに取引決済の仕組みが追いついているとは言えません。ランドやウェアラブルアイテムはメタバース内でも売買できるものの、今のところOpenSeaなど、外部のNFTマーケットプレイスにおける取引が主流となっているからです。
NFTマーケットプレイスではイーサリアムなどの仮想通貨での決済が前提となるため、メタバースのランドやウェアラブルアイテムを購入するには、仮想通貨に対応したウォレットが欠かせません。あわせて仮想通貨取引所の口座開設も必要となり、こうした煩雑な準備・手続きが既存のメタバースにおけるユーザの消費行動のボトルネックになっていると考えられます。
メタバースのユーザを自由にするDCJPYネットワーク
私たちが提供するDCJPYネットワークは、このボトルネックを一気に解消できるサービスです。DCJPYネットワーク上に構築されたメタバースでは、民間銀行の口座預金と連動するDCJPYによって、メタバース内ですべての取引決済が完結します。
契約のサイン、商品の購入など、ユーザ（アバター）の行動を起点としてDCJPYのコントラクトが実行され、自動的に決済が行われるため、暗号資産に対応するウォレットを持ったり、暗号資産取引所の口座を開設したりする必要がありません。
ユーザが前述のようなゲームコンテンツの運営者になった場合も、課金条件が満たされるのと同時にDCJPYで収益を得ることが可能です。私たちが提供するDCJPYネットワークによって、メタバースのユーザは決済をとりまく煩雑な手続きから解放されます。欲しいと感じたNFTをその場で購入し、思いついたビジネスアイデアを即実行に移すことができるようになるでしょう。
メタバース×現実世界という新しい経済圏
また、法定通貨と連動するDCJPYは、メタバースと現実世界をつなぐ役割も担います。メタバース上のNFTはゼロから生み出されたカタチの見えないデジタル資産ですが、その取引にともなって移転するDCJPYは、メタバース・現実世界共通の決済ツールだからです。
メタバースのランドやウェアラブルアイテムなどを売却して得たDCJPYは、そのまま現実世界の店舗での買い物に利用できますし、さらにAR（Augmented Reality：拡張現実）や顔認証技術、センサー、GPSを組み合わせれば、店頭の商品にスマートフォンをかざすだけで購入できたり、欲しい商品をカゴに入れて店舗から出るだけで買い物を済ませたりすることができるようになります。
その一方で現実世界のモノやサービスの対価として得たDCJPYを使ってメタバースのイベントなどを開催することも、イベントのチケットをNFTとしてメタバースで販売することももちろん可能です。
そういった意味で、デジタル通貨は一つの触媒のようなものと言えるかもしれません。口座預金を裏付け資産とするDCJPYによって、メタバースと現実世界はシームレスにつながります。
ゼロから生み出された、カタチの見えない資産がDCJPYを介して有形の価値へと転換されたり、現実世界で得られた資産がメタバース上で無形の価値として活用できるなど、DCJPYによって仮想空間とリアルな市場が結び付いた新しい経済圏が創出されると私たちは考えています。
※本稿は現時点で考え得るデジタル通貨DCJPYが未来社会にもたらす可能性を示したものです。