こんにちは。
ディーカレットDCPのDE BEYOND編集部です。

10月12日にホワイトペーパー「“DCJPY” White Paper 2023」を発行しました。
ホワイトペーパーでは「デジタル通貨DCJPY（仮称）」（以下、DCJPY）が実際に私たちの生活やビジネスをどう変え得るのか、ユーザー体験をストーリーでお見せしました。

カフェ経営やデジタルアートのNFT取引、エコショッピングといったテーマでしたが、DE BEYONDでは紙幅の関係で掲載できなかった物語をご紹介していきます。１本目は私たちの買い物体験。未来のショッピングの様子を覗いてみましょう！

ホワイトペーパー「“DCJPY” White Paper 2023」は以下ポータルサイトからダウンロード頂けます。

DCJPYの未来・買い物編

未来のスーパーマーケット

「いらっしゃいませ！本日はご来店ありがとうございます」
ミカは、いつものようにスーパーマーケットへ足を運びました。ここは普通のスーパーマーケットではなく、デジタル通貨であるDCJPYと最新の認証技術が融合した場所です。お店に入ると自動的に生体認証（顔認証）とID確認がなされ、DCJPYネットワークにアクセスします。

「さて、今日は何を買おうかな？」
ミカは商品棚の前に立ち、手に取る商品をスマートフォンでスキャンしました。すると、商品の原料や栄養成分、生産地などのトレーサビリティ情報が即座に表示されました。

「このフルーツジュース、美味しそうだな」とミカは喜んで商品を選び、そのままカートに放り込みました。

自動決済と未来の取引

レジへ向かうと、センサーとカメラがカートの中身の検知と購買者の生体認証が自動的に実行されます。ミカがレジにあるタブレット画面で購入内容を確認すると自動的に自分のDCJPYで支払いが行われました。

「これでお会計完了です。ありがとうございました！」
AI店員がニッコリと笑って言いました。

ミカはスマートフォンや財布、現金、ポイントカードなどをバックから出す手間が無く、スマートな買い物ができました。ポイントやクーポンの付与、利用も事前に設定しているので、最適な支払いがされます。ミカは満足そうにスーパーマーケットを後にしました。

次の日、ミカは友人のリカとショッピングへ出かけました。リカもまたデジタルキャッシュレスの新しい体験を楽しみにしていました。

「ミカ、顔認証で買い物するってどんな感じなの？」
ミカはニコニコと説明します。

「ものすごく簡単だよ！商品を選んで、レジで顔認証するだけ。センサーやカメラが品物と私たちの顔を認識して、自動的に代金を引き落としてくれるんだ。もうお財布も携帯も探す必要がないんだよ」

無駄をなくす取引

リカとミカは、さまざまなお店を巡りながらショッピングを楽しみました。しかし、ついつい欲しいものが増えてしまい、余計な商品を買ってしまいました。

「あらあら、こんなに買いすぎちゃったわね」とリカが笑います。

だが、ミカはニヤリと笑って言います。
「大丈夫、これらの商品もデジタルキャッシュレスの魔法で解決できるよ」

ミカはスマートフォンで買いすぎてしまった商品を選択し、DCJPYネットワークでアセット化してデジタルマーケットで二次販売する手続きを始めました。デジタルマーケットでは、ミカがいつどこで購入したのかなど商品と流通のトレーサビリティ情報が閲覧できるので、誰もが安心して取引ができるのです。

「これで他の人が欲しいと思ってくれたら、すぐに転売されるわ。無駄がなくて便利でしょ？」

本当のキャッシュレス社会

帰宅したミカとリカは、新しい決済体験に興奮していました。顔認証で買い物をすることで、ショッピングがよりスムーズで便利になったのでした。

「これが本当のキャッシュレス社会なのね。未来の魔法みたいだね」とリカが感心して言います。

ミカはうなずきながら、DCJPYと認証技術の融合がもたらす未来の便利さに感動していました。デジタルキャッシュレスの魔法が、人々の生活をより豊かでスマートなものに変えていくのでした。 

▶ DCJPYの未来・買い物編　解説

ミカとリカが体験したような、DCJPYを活用した新しい買い物体験のアプローチについて説明します。私たちのビジョンは、テクノロジーの力を借りて、お客様に便益をもたらすと同時に、持続可能な消費と効率性を実現することです。この新しいアプローチは、認証とID連携、スマートな支払い、特典の自動化、トークン化された特売品の販売といった要素を組み合わせています。

認証とID連携による新たな買い物体験

私たちのシステムは、お客様がシームレスな買い物体験を享受できるようにするために、認証とID連携を活用しています。お客様はアプリを通じて個人情報を安全に登録し、簡単な認証手続きを経てお買い物を開始することができます。これにより、長いレジ待ち時間や複雑な支払い手続きの必要性がなくなります。

スマートな支払いと特典の自動連携

店内でお買い物中、特売品や商品を選ぶ際に気をつかわなくても大丈夫です。センサーが商品情報を自動検知し、顔認証を通じてお客様のDCJPY口座から支払いを自動的に行います。また、私たちのシステムでは特典の自動連携も行われます。お店の数あるクーポンを顔認証と同時に反映して決済いたします。また、ポイントも自動に貯まります。お客様はポイントや何種類もあるクーポンのためにアプリを立ち上げてバーコードを提示する必要がありません。これによって、クーポンの管理をする必要がありません。

プライバシー保護と情報の利活用

お客様のプライバシー保護とセキュリティ対策は私たちの最優先事項です。お客様の詳細情報はマスキングされ、安全に管理されます。しかし、店舗側はセグメント情報を収集することで、お客様の好みやニーズを把握し、より適切な商品やサービスを提供することができます。これにより、お客様にとってより満足度の高い買い物体験が実現します。

特売品や余剰商品のトークン化と持続可能なフードロス削減

私たちのシステムは、特売品や余剰商品に関する情報をトークン化し、持続可能な方法で再利用や販売を促進します。お客様は特売品や余剰商品のトークンを購入することで、廃棄されたかもしれない商品を購入することができます。これにより、無駄な廃棄物を減少させ、フードロスの削減に貢献します。

DCJPYを活用したスマートな買い物体験の革命は、お客様の利便性の向上とプライバシーを守りつつ、生産から販売までの原料や生産方法、物流方法などフェアトレードや環境に配慮したものかを確認できる持続可能な消費を実現することを目指しています。私たちはテクノロジーの力を借りて、新たな体験を創造し、社会全体にポジティブな影響をもたらすことに誇りを持って取り組んでいます。

※本稿は現時点で考え得るデジタル通貨DCJPYが未来社会にもたらす可能性を示したものです。